LM-90HD/SDにロールテロップ送出機能を実現させるオプションユニットです。最大16面分のロールテロップを4パターン保存することができ、任意のプリセットパターンに連動させることが可能です。付属のWindows用のアプリケーションで文章、テンプレートの作成を行い、ネットワーク経由でLM-90HD/SDに転送できます。OA送出前にPV画面でロールテロップの内容確認もできます。
テンプレート |
付属のWindowsアプリケーションを使用して、4種類のテンプレートを作成できます。各テンプレートには、最大16面分のロールテキスト、ロール方向、ロールスピード、ロール表示エリア、書体、フォントサイズ、フォントカラー、エッジ装飾等の設定項目があります。作成したテンプレートはLAN経由でLM-90HD/SDに保存/読み出し、及びPCにエクスポート、インポートができます。LM-90HD/SDに保存したテンプレートは、フラッシュメモリに記録されますので、電源を切っても内容を保持します。テンプレートの転送時間は数秒で完了し、プリセットに反映されて使用可能になるまで最大で約15秒かかります。 |
プリセット連動送出 |
設定したテンプレートは、LM-90HD/SDのプリセット1〜10と連動して送出することができます。プリセット連動送出を行う際は、予めLM-90HD/SDのメニュー操作で、任意のプリセットのレイヤーにロールプレーンを割り当て、4つのテンプレート(ROLL ID)から選択しておきます。一度指定のプリセットにテンプレートを関連付けると、Windowsアプリケーションでテンプレートの文章を更新することでリアルタイムにテロップの内容を更新することができます(ON AIR送出中のプリセットに関連付けられたテンプレートの更新は、P-TELOPが可能ですが、更新中に文字が乱れることがありますので、運用で避けてください。M-TELOPについてはON AIR中の更新は無効になっています)。
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テキストのFTP転送 |
一度指定のプリセットにテンプレートを関連付けると、テンプレートの文章のみをテキストのFTP転送でリアルタイムに更新することができます。16面に収まらない文字は送出時に破棄されます。 |
ロールテロップ (M-Telop) |
記録ファイル数 |
最大16面のロールテロップを4種類内部フラッシュメモリに保存できます。 |
書体 |
標準で角ゴシック体がプリインストールされており、別に汎用のトゥルータイプフォントを2書体組み込むことができます。その際、フォントの版権はお客様でご契約をお願いします。テンプレートごとに3種類の書体の中から選択できます。
- ※ フォントファイルのサイズが10MB以上のフォントは
使用できません。
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フォントサイズ |
10〜200ポイント |
ロールスピード |
1〜32ドット/Field |
ロール方向 |
横(←)、縦(↑) |
ロール位置 |
任意の位置に設定可能 |
ロール表示範囲 |
任意の位置に設定可能 |
出力レイヤー |
DSKレイヤーより下の階層で、任意の位置に設定可能(本体のプリセット設定で可) |
リピート設定 |
1〜8、及び∞(本体のプリセット設定で可) |
スタートディレイ |
0〜240Frame L字パターン等の実行に対しての遅延(本体のプリセット設定で可) |
リピート間隔 |
0〜240Frame(本体のプリセット設定で可) |
文字色 |
任意の色を設定可 |
文字間隔 |
-50〜50ドット |
行間隔 |
-20〜20ライン |
文字送り |
詰め/箱の設定可 |
エッジ |
ハード/ソフトエッジの設定可、エッジ幅は2、4、6、8、10ドット、任意色を設定可 |
シャドウ |
ドロップ/ディープシャドウの設定可、シャドウ幅は2〜22ドット(2ドットステップ)、任意色、透過率を設定可 |
板テロップ(P-Telop) |
テンプレートの設定で、ロールテロップの代わりに一枚の板テロップを送出することもできます。複数行にわたるテロップも可能で、右揃え、左揃え、中央揃えができます。文字装飾についてはロールテロップと同じです。送出時にフェードインさせることも可能です。
※縦書き指定時、複数行は表示できません。 |
プレビュー |
プリセットオフの時、LM-90HD/SDのプレビュー出力でテロップの内容が確認できます。プレビューにロールテロップが表示された状態でプリセットスイッチを一度押すと、プレビュー出力のテロップがロールします。更にプリセットスイッチを押すと、テロップが倍速でロールし、短時間でテロップの内容を確認することができます。 |