クロスポイント設定 |
クロスポイントの切り換えは、カスケード接続上にあるMTX-70Pシリーズより手動制御が可能なほか、RS-422、SNMP、あるいはGPI-70Bを併用したGPI制御が可能です。 |
動作モード コードスイッチで5種類の動作モードを選択できます。MTX-70S-84の動作モードを決定するもので、SDI信号のマトリックス切替には影響しません。 |
Matrix(Mix) |
8×4のマトリックススイッチャーとして動作します。チャンネルの選択が競合した時、複数チャンネルのRxD信号(RS-422の受信データ)は合流(OR)することになります。合流の制御はロジックレベルによるOR処理ですので、同タイミングでRx信号が合流した場合、データは壊れます。MTX-70-168と組み合わせた場合、INPUT1〜8ch、OUTPUT1〜4chの選択範囲で連動します。選択範囲外の設定をした時は未接続扱いです。 |
Last Start Highest Priority (No Mix) |
後取り優先の8×4のマトリックススイッチャーとして動作します。チャンネルの競合が発生した時、最後に実行した切り換え操作が有効となり、先に実行した切り換え操作は無効となります。INPUT1→OUTPUT4の制御の後に、INPUT1→OUTPUT3の制御を行った場合、OUTPUT4は未接続扱いとなります。選択範囲外の設定をした時は未接続扱いです。 |
Output1 Only 8×1 |
8×1のセレクターとして動作します。OUTPUT1のみ有効となり、OUTPUT2〜4は無効となります。選択範囲外の設定をした時は未接続扱いです。 |
Output1 Only 4×1(Dual) |
4×1のセレクターとして動作します。2系統の信号を同時に切替えます。INPUT1〜4→OUTPUT1、INPUT5〜8→OUTPUT2となり、OUTPUT3、4は無効となります。選択範囲外の設定をした時は未接続扱いです。 |
Distribution &OR (Stand Alone) |
信号分配合成器として、スタンドアローンで動作します。INPUT1〜8のRxD信号をロジックレベルでORしてOUTPUT1〜4のTxD信号に分配します。また、OUTPUT1〜4のRxD信号をロジックレベルでORしてINPUT1〜8のTxD信号に分配します。RS-422信号のTxD信号を分配したい時に、分配器として有用です。時間軸でTxD、RxD信号が衝突しない場合はRS-422セレクターとしてもお使いいただけます。 |
STATUSランプ |
MTX-70シリーズマトリックススイッチャーと接続して、操作可能状態の時緑色に点灯します。操作不能の時、赤色点滅します。動作モードがDistribution&ORの時は消灯します。 |
ALARM出力 |
電源断、または電源ユニット異常時に赤色点滅します。 |
カスケード機能 |
一台のMTX-70シリーズマトリックススイッチャーに対して、操作パネルを含めて最大8台までカスケード接続可能です。各装置間の接続は、3C2Vのケーブルで100Mまで伸ばすことができます。 |
エマージェンシーバイパス機能 |
カスケード接続の際、中間の装置の電源が切れても、エマージェンシーバイパス機能が働き、後段の操作パネル、MTX-70S-84の制御は可能です。 |