ラウドネス計測 |
計測 チャンネル |
二つの音声グループ(二系統)のラウドネス値を同時計測できます。例えば、エンベデッド音声8chの中のサラウンドチャンネルと、ダウンミックスチャンネルを同時に計測することができます。 |
PGM/CM モード |
番組本編とCMのラウドネス値を個別に計測することができます。 |
ENDLESS モード |
ARIB TR-B32の規格に準拠したラウドネス測定とは別に、直近のラウドネス値を常に測定するENDLESSモードがあります。ラウドネスの傾向を見るのに適しています。 |
グラフ表示 |
二つの音声グループのラウドネスグラフをオンスクリーン表示で監視することができます。グラフにはターゲットラウドネス、ロングターム、ショートターム(またはモメンタリー)を表示します。時間軸は30sec/90sec/2min/ 3min/5min/10min/20min/30min/60min/2hourをリアルタイムで切り替えることができます。また、ロングタームが-23〜28LKFSの範囲を超えた場合はグラフの枠が緑から赤に変わり警告します。2グループ同時計測時、どちらかの枠が赤色表示の期間、接点アラームを出力することが可能です。グラフ表示モード/文字表示モードを簡単に切り替えることができます。 |
計測制御 |
ラウドネス計測のスタート/ストップ/リセットの制御は、接点、またはタイムコード指定のどちらかを選択できます。タイムコードは、LTC信号、またはANCのLTC/VITC信号の何れかを選択できます。 |
ラウドネスコントロール 二つの音声グループのラウドネス値を同時に自動制御することができます。ターゲットのラウドネス値は0.1dB単位で任意の値(0〜-40LKFS)を設定できます。応答性能はquick/fast/medium/slowの選択ができ、その他の制御パラメーターをカスタマイズできます。 |
PGM/CM モード |
番組本編のみ自動制御してCMは無制御、または番組本編とCMを個別に自動制御することができます。 |
ENDLESS モード |
ENDLESSモードによる測定値を元に自動制御を行います。番組本編のみ自動制御することも、番組本編とCMをまとめて一括自動制御することもできます。START/STOP/RESETの制御を省略した、24時間制御に適しています。 |
音声リマッピング |
エンベデッド音声8chに対して、自由にリマッピング可能です。プリセットパターン毎にリマッピングパターンを設定すれば、音声モードに応じて自動でリマッピングパターンを変更することができます。接点による手動切り替えにも対応します。リマッピングの状況はLINE OUT2のグラフィック表示で確認できます。 |
音声レベルメーター表示 |
エンベデッド音声8chのVUレベルをLINE OUT2の出力のグラフィック表示で確認できます。トゥルーピークメーターも付いており、トゥルーピーク値が-1.0dBを超えると、エラーとして接点アラームを出力させることもできます。 |
プリセットパターン |
音声リマッピング情報、音声モード、ラウドネスコントロールのパラメーター、グラフックのカスタマイズ設定等を、一つのプリセットパターンとして6種類登録することができます。登録したプリセットパターンは接点制御で切り替えることができます。 |
LINE AVDL |
LINE信号入力には1ラインのAVDLが内蔵されており、約±0.5Hのライン信号を引き込むことができます。 |
マスターゲイン |
LINE信号の音声レベルをグループごとに±12dBの範囲で可変できます。予め素材のラウドネス値が判っている時、ラウドネスの自動制御をOFFにして、ターゲットラウドネスと値との差分値をマスターゲインに反映させる2パス制御が可能です。 |
手動ラウドネス制御 |
自動ラウドネスコントロール中、任意の箇所で意図的に音量を変えたい時、または素早くラウドネス値をターゲットレベルに近づけたい時に、接点制御でボリュームをアップ/ダウンすることができます。また、接点制御で自動制御のON/OFFも可能です。 |
リミッター&コンプレッサー |
プリセット毎にリミッターかコンプレッサーのどちらかを設定できます。コンプレッサーはアライメントレベル付近の音量を持ち上げ、音声のピーク値は維持します。リミッターはクリップノイズの軽減機能付きで、トゥルーピークエラーの発生を未然に防ぐことも可能です。ラウドネス値の自動制御でコンプレッサーを有効/無効の設定ができます。 |
上書き編集 |
一度本編のラウドネス値を計測すると、上書き編集部分のみの計測で瞬時に全体のラウドネス値を算出することができます。アンシラリデータのLTC、VITC、またはLTC信号を基準にラウドネスデータを上書きし、トータルのラウドネス値を計算します。過去に計測したデータは最大99件フラッシュメモリーに記録されますので、過去のデータを参照して上書き編集を行うことも可能です。 |
接点制御 |
プリセットの切り換え、ラウドネス計測の制御、エマージェンシースルーリレー制御、自動制御のON/OFF等が接点制御可能です。 |
SNMP監視/制御 |
SNMPによるステータスの監視ができます。またSNMP経由で、6チャンネルのプリセットパターンの切替え、ラウドネス計測のスタート/ストップ/リセット、ラウドネス値の取得等の制御が可能です。 |
オンスクリーン表示 |
LINE OUT2の出力画面に、設定メニュー、ラウドネスグラフがスーパーインポーズされます。 |
ラウドネスログ |
ラウドネス計測のログを500イベント分フラッシュメモリーに保持できます。ラウドネスの計測結果を過去に遡って確認できます。 |
エマージェンシースルー |
電源断の時、エマージェンシースルー機能が働き、LINE信号をバイパスすることができます。外部接点による制御も可能です。 |
入力信号 |
LINE IN |
SMPTE292M、SMPTE259M-C、0.8Vp-p/75Ω、BNC 1系統 |
LTC IN |
SMPTE12M準拠、1-5Vpp/10KΩ、BNC 1系統 |
出力信号 |
LINE OUT1 |
SMPTE292M、SMPTE259M-C、0.8Vp-p±10%/75Ω、BNC 1系統 エマージェンシースルー機能内蔵 |
LTC OUT2 (SUPER) |
SMPTE292M、SMPTE259M-C、0.8Vp-p±10%/75Ω、BNC 1系統 |
外部I/F |
GPI |
Dsub-25(f)インチネジ 接点入力×13、接点出力×9 |
RS-422 |
Dsub-9(f)インチネジ 1系統 ※ 将来拡張用。 |
映像フォーマット |
HD:1080i/59.94、SD:525i/59.94 |
音声フォーマット |
エンベデッドオーディオ 48kHz/24bit(SDは20bit)、8ch |
映像引き込み範囲 |
HD:リファレンス信号に対して-24.5〜+2.8μs以内 SD:リファレンス信号に対して-38.4〜+21.6μs以内
- ※ 1LINEのAVDLを内蔵しており、上記の数値は映像の出力位相を360ドット遅延させた時(工場出荷時設定)の引き込み範囲です。
この時の出力位相はHD:4.8μs、SD:26.6μsです。必ずリファレンス信号に同期したLINE信号を入力してください。
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映像出力遅延 |
LINEロック HD:2μs、SD:5μs REFロック HD:4.8μs、SD:26.6μs※ 工場出荷時設定(360ドット遅延)。 |
音声出力遅延 |
約1.4ms |
動作温度 |
0〜40℃ |
動作湿度 |
20〜80%RH(ただし結露なき事) |
消費電力 |
9.5VA(5V,1.9A) |
質量 |
0.5kg |
販売開始年月 |
2013年1月 |