製品概要

CK-70WBは、Vbus筐体に実装可能な3G-SDI(Level-A/B)/HD-SDI対応のカラースーパーモジュールです。モジュール1枚で、2系統のスーパー素材を本線映像にミックスできます。筐体に最大6モジュールをカスケード接続すると、12系統のスーパー入力に対応できます。入力素材が多いスタジオ番組やスポーツ中継、イベント中継に最適な装置です。各種設定は付属の専用アプリケーションで管理でき、番組毎の設定ファイルを簡単に設定できます。

 特長

• ● 3GレベルA/B(1080p/59、1080p/50)対応
• ● 1モジュールで2系統のスーパー入力が可能
• ● 本線映像2系統入力、本線映像3系統出力可能 ※1
• ● 本線入力部に1ラインのAVDLを内蔵
• ● スーパー入力部にFS機能を内蔵し、動画スーパーの非同期入力に対応 ※2
• ● 最大6モジュールのカスケード接続が可能で、12chのスーパーミックスに対応
• ● スーパー信号は外部/セルフキー、スーパーカラー、ゲイン調整、ポジション移動が可能 ※9
• ● 本線信号は音声を含むANCデータを全て通過
• ● CK-70ECおよびCK-70EMGを併用してエマージェンシースルーに対応 ※3
• ● 接点信号、専用リモコン(CK-70W-01/02/03)で各スーパーを個別にオン/オフ操作
• ● 専用リモコン(CK-70W-02/03)にフェーダーレバー(CK-70W-06)を接続し、手動でフェード操作可能
• ● CK-70W-01/02/03を使用すると、各スーパーに対応したリモコン上に任意の名称を漢字表示可
• ● 本線3系統、2系統モード時は、各スーパーに対してON/OFF制御する系統(LINE1〜3)を予め設定可能
• ● CK-70ECを使用することでスーパーマスクを16箇所登録でき、マスクパターンの切り替えを接点制御可能 ※4
• ● FILL、KEYのコンバイナーモードでアップストリームキーとして使用可能 ※5
• ● 3GレベルBのペイロードスルー、すげ替えの選択可能
• ● CK-70ECを使用すると、DSKとコンバイナーモードの同時使用が可能 ※6
• ● 簡易チェンジオーバー機能を搭載。LINE信号を2系統入力時、一方のLINE断を検出すると、もう一方の系統に自動切り替え可能 ※7
• ● 付属のアプリケーションソフトにより各種設定の編集、保存、読み出しが可能
• ● 構成により4Kモードを使用可能 ※8

• ※1　本線映像2系統、および3系統出力をする場合、オプションのCK-70ECが必要です。3系統出力の設定ではLINE1またはLINE2(選択式)に入力した本線映像を内部で分配し、LINE3に割り当て、CK-70WBのOUT2が共通のPV出力、OUT1がLINE3の出力となり、CK-70ECのOUTPUT1,2からLINE1、LINE2のOA信号が出力されます。LINE3出力にエマージェンシースルー機能を持たせるには、更にCK-70EMGが必要です。CK-70ECを使用する場合、2UのVbusシリーズ筐体が必要です。
• ※2　非同期のFILL、KEY信号を使用する場合、FILLとKEYの位相差が±1.7μ以内(HD-SDI)の信号をご使用ください。
• ※3　エマージェンシースルーは電源断、または外部接点制御で動作します。CK-70ECを使用する場合、2UのVbusシリーズ筐体が必要です。
• ※4　CK-70ECのGPI端子を使用し、4bitエンコード制御です。トリガー制御／オルタネイト制御に対応します。マスクスルー制御も可能です。
• ※5　コンバイナーモードではOUT1がOA FILL出力、OUT2がOA KEY出力になります。コンバイナーモードでプレビュー信号が必要な場合は、CK-70ECが必要です。
• ※6　CK-70ECのL1-1,2 OUTがOA DSK出力、L2-1,2がPV DSK出力。CK-70WBのOUT1がOA FILL出力、OUT2がOA KEY出力になります。
• ※7　TRSコードの連続した乱れを検知して切り替えます。TRSコードが安定すると自動復帰します。
• ※8　4Kモードを使用するにはCK-70ECが必須です。4Kモードの詳細については本書の構成例を参照してください。
• ※9　エッジ/シャドウ機能はありません。

 ブロック図