製品概要
MTX-70-42Fは3G/HD-SDI信号対応の4×2マトリックススイッチャーです。入力部にFS/AVDLを内蔵し、用途に合わせて選択できます。6種類の動作モードを持ち、"4×2のマトリックススイッチャー"の他に、"4×1セレクター"、"PV付4×1スイッチャー"、"2CH FS/AVDL"としてご使用できます。また入力チャンネルの切り替え時のトランジション効果として、映像、音声共にカット/フェード/ディゾルブの選択が可能です。切り替え制御の手段は、専用パネル(MTX-70P-42/MTX-70P-42L)による手動制御の他に、GPI、RS-422、SNMPによる外部制御が可能です。
機種別入出力表 ※ ( )内の数字は、4Kモード時の入出力数です。
特長
- ● 非同期入力対応の 4×2マトリックススイッチャー ※1
- ● 用途に合わせて6種類の動作モードから選択
- ● 入力チャンネルごとにFS、AVDLを選択可能
- ● SMPTE424M、SMPTE292Mに対応
- ● 3G-Level A/B変換機能搭載 ※2
- ● 字幕・局間制御パケット(ARIB STD-B37、STD-B39)通過 ※3
- ● 音声は16ch対応 ※4、※5
- ● 入力断フリーズ機能搭載。接点による強制フリーズ制御も可
- ● 映像、音声のカット/フェード/ディゾルブが可能
- ● 電源起動時のクロスポイント設定は、電源遮断時の設定を保持
- ● 電源起動時、任意のプリセットパターンを指定することも可能 ※6
- ● オプションのGPI-70Bを使用すると、プリセットパターンの接点制御が可能 ※7
- ● オプションパネルMTX-70P-42、MTX-70P-42Lによる手動制御に対応
- ● MTX-70P-42、MTX-70P-42Lを8台までカスケード接続可能
- ● 3G-SDIのペイロードは、スルー/上書きの設定が可能
- ● 前段機器の信号切り替えによる映像、音声のショック軽減機能搭載 ※8
- ● 電源断で、SDI IN1の信号が OUT1へバイパスするエマージェンシースルー機能搭載
- ● RS-422によるリモート制御に対応 ※9
- ● MTX-70-42Fを2台使用すると、4Kクワッドリンク用のFSとして使用することが可能 ※10
- ● Vbus筐体のLAN端子を使用して、SNMPの監視、及びリモート制御に対応 ※9
- ※1 異なる信号フォーマットの混在不可。ただしFS入力部の3G信号においては同じフレームレートであればLevel A/Bの混在可能。
- ※2 動作フォーマットを3G、入力部をFSに設定した場合、同じフレームレートであればLevel A⇔Level Bを自動変換します。
- ※3 スイッチングポイントの次のラインを除くVANCのY領域が通過します。HANCについては音声パケット以外削除されます。ただし、入力部を全てAVDL、SRCをAUTO、音声のトランジションをカットに設定した場合、HANC、VANC全て無加工で通過します。
- ※4 入力部を全てAVDL、SRCをAUTO、音声のトランジションをカットに設定した場合、3G-Level Bの32chの音声に対応します。2chモードにおいては入力部をAVDL、SRCをAUTO、音声のトランジションをカットに設定した場合、 3G-Level Bの32chの音声に対応します。
- ※5 映像に非同期のエンベデッド音声は対応しておりません。
- ※6 プリセットパターンは16種類。入出力のすべての組み合わせがプリセットされています。
- ※7 GPI-70BはMTX-70-42FのRS-422 I/Fを占有します。設定により直接的にマトリックスを接点で切り替えることも可能です。
- ※8 入力の位相がREF信号に同期しており、かつブランキングスイッチをした場合、映像はショックレスで切り替わります。入力信号が非同期の場合、入力部のFS機能を有効にすると音声はショックレスで切り替わりますが、映像は完全なショックレス動作はできません。入力断フリーズ機能を併用すると、ショックを軽減できます。
- ※9 簡易制御アプリケーションを付属しています。
- ※10 MTX-70-42F背面のPANEL端子を接続し、FSのメモリ制御を同期させます。
システム例
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ブロック図
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