製品概要
中継やロケ現場などで映像と音声をモニターできる小型・軽量な液晶ビデオチェッカーです。内蔵の信号発生機を使用して本体のみで映像と音声の確認ができます。本体の電源はバッテリーホルダーを使用して単3形アルカリ乾電池や単3形ニッケル水素電池による運用が可能です。アナログ音声入出力コネクターのオス、メスの違いでVC-203G(入力 メス、出力 オス)とVC-203G-J(入力 オス、出力 メス)があります。
新機能が追加されました。詳細はこちら。
「出力映像にサークルパターンを合成」「エラー監視機能に、フリーズ検出、黒検出、無音検出」「SDI入力の映像と、エンベデッド音声の時間差測定」「音声チャンネル確認用パターンを出力」「エラーログをRS-232Cにてエクスポート可能」
特長
- ● 入出力映像信号は3G-SDI(1080p/50/59.94/60Level-A/B)、HD-SDI(1080i/50/59.94/60、1080psF/23.98/24、720p/50/59.94/60)、SD-SDI(525i/59.94,625i/50)に対応
- ● 入出力音声信号はエンベデッドオーディオ(48kHz同期)、AES/EBUデジタルオーディオ(48kHz)、アナログモノラルオーディオに対応
- ● 出力映像は100%・75%フルフィールドカラーバー、マルチフォーマットカラーバー(3G/HD-SDI)、SMPTEカラーバー(SD-SDI)、ステアー、ランプ、クロスハッチ、フラットフィールド、チェックフィールド(3G Level-B除く)の発生とスクロールが可能
- ● 出力映像にサークルやキャラクター文字を合成可能
- ● トーンを発生可能(1k/800/750/600/500/400/300/250/200/150/100/50Hz、-16〜-80dBFS[エンベデッド,AES/EBU]、+4〜-60dBm[アナログ])
- ● 外部基準信号の入出力はBBSと3値SYNCに対応
- ● モニター画面に入力音声のオーディオレベルメーターをオーバーレイ表示
- ● エラー監視機能でエラー表示およびエラーログをパソコンのターミナルエミュレータに表示 ※1
- ● 入力映像の放送局間制御信号(ARIB STD-B39)表示と出力映像へ放送局間制御信号(カレント映像モード,カレント音声モード,トリガ信号Q1)の発生(1080p/59.94 Level-A,1080i/
59.94,525i/59.94)
- ● モニター画面に入力したタイムコードを表示(LTC,ATC_LTC,ATC_VITCから選択)
- ● SDI入力のATC_LTC/ATC_VITC1タイムコードをLTCへ変換してアナログオーディオへ出力 ※2
- ● LTCやSDI入力のATC_LTC/ATC_VITCタイムコードをリジェネしてLTC、ATC_LTC、ATC_VITCを出力 ※3
- ● 入力映像のデータ・ダンプ表示および簡易波形表示
- ● 入力映像と外部基準信号入力/出力との位相差を表示
- ● SDI入力の映像とエンベデッドオーディオの時間差を測定
- ● 音声チャンネル確認用パターンを出力可能
- ※1 オプションVC-203G-02 VC-203G RS-232Cケーブル(ケーブル長1m)もしくは同等のケーブルが必要です。
- ※2 エラー検出やエラー訂正をしていません。また入力映像信号にLTCコードワードビット0の位相が合いません。
- ※3 リジェネしてタイムコードを出力する場合、タイムコード入力(LTC,ATC_LTC,ATC_VITC)は外部基準信号入力(出力)に同期している必要があります。また外部基準信号 720p/60/59.94/50に対応していません。
■ モニターでシステムの異常を確認できます
ロケ先等、外出先でもすぐに確認できて便利!
位相情報 SDI PHASE
入力映像信号(SDI IN)と外部基準信号入力(REF IN)の位相差を数値とバーメーターで表示します。
放送局間制御信号 STD-B39
入力映像信号(SDI IN)の放送局間制御信号の内容を表示します。無効項目はグレー表示にします。
データダンプ DATA
指定した座標を先頭にして入力映像信号(SDI IN)を16進表示します。
簡易波形 WAVEFORM1
指定したラインの入力映像信号(SDI IN)を波形表示します。
タイムコード TIMECODE
タイムコードの取得先を、LTC、ANC_LTC、ANC_VITCから選択できます。
■ 各種テストパターンを選択表示できます
システム例
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ブロック図
図をクリックすると拡大します。
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