製品概要

MTX-70H-7272は3G/HD/SD-SDI、DVB-ASI信号対応の72×72マトリックススイッチャーです。マルチレートリクロック、ブランキングスイッチ、RS-422によるリモート制御に対応しています。オプションのリモートパネルによる手動切り替えも可能です。

新機能が追加されました。詳細はこちら。

・2台使用し現用、予備の連動動作が可能(リダンダントモード)。

・MTX-70P-7272(オプションパネル)を使用し、
ネットワーク接続によるクロスポイント切り替えが可能。

・MTX-70UP-321、161(オプションパネル)を使用し、
ネットワーク接続による、1バスのモニターセレクトが可能。

■ スリムな奥行で省スペースに実装可能

コントロールモジュールはVbus筐体に実装でき、BNCが接続されるIOモジュールは4Uで薄型実装(奥行10cm)なのでとても省スペース。オプションのラックマウントキットを使用して、操作パネルの裏側などにIOモジュールをラックマウントできるため、ラックスペースを最小限におさえられます。

■ 国内放送規格に準拠し、ローコスト

コスト削減を追求しつつ、放送で必要な機能を搭載。信頼と実績が重要な放送システムにご使用いただけるマトリックススイッチャーです。

■ Vbusフレームで一括管理

コントロールモジュールをVbus筐体に実装できるため、同一フレーム内の他のモジュール類も含め、WebServerでの監視や制御、ログ取得などの機能により、放送管理やメンテナンスが容易になります。

Web Server画面
(図をクリックすると拡大します)

■ パネル操作性の充実

X-Yセレクト型パネル「MTX-70P-7272」は、キートップに最大8文字の漢字表示(ビットマップ配置)が可能で、点灯色も選択できます。また、同軸ケーブルでの接続およびLAN接続、1バスセレクト型パネル「MTX-70UP-321」「MTX-70UP-161」にも対応。ローコストでLAN接続が可能です。

 特長

• ● 3G/HD/SD-SDI/DVB-ASI(EN50083-9)に対応
• ● 3G/HD/SD-SDI信号を自動判別し、リクロック出力 ※1
• ● リファレンス入力があり、ブランキングスイッチに対応 ※2、※3
• ● クロスポイントの設定を30パターンまでプリセット可能
• ● 電源起動時のクロスポイント設定は、電源遮断時の設定を保持
• ● 電源起動時、任意のプリセットパターンを指定可能
• ● 指定した入力を順番に出力するシーケンスモードを搭載
• ● リダンダントモードによる冗長化 ※4
• ● オプションのGPI-70Bを使用で、プリセットパターンを接点制御 ※5
• ● オプションパネルのMTX-70P-7272、MTX-70P-X1による手動制御に対応 ※6
• ● MTX-70P-7272、MTX-70P-X1は3台までカスケード接続可能 ※6
• ● オプションネットワークパネル MTX-70UP-321、MTX-70UP-161 による手動制御に対応 ※7
• ● RS-422によるリモート制御に対応
• ● UDP通信によるリモート制御に対応 ※8
• ● Vbus筐体のLAN端子を使用して、SNMPの監視、及びリモート制御に対応
• ● 4K切り替え(Quad-Link)やFill&Key切り替えなど(Dual-Link)対応 ※9
• ● OUT1のみモニター監視出力付き
• ● ボタンのバックライトを消灯または点滅させて入力信号が無くなったことを伝える、入力信号モニター機能

• ※1　SMPTE424M、SMPTE292M、SMPTE259M-C、DVB-ASI(EN50083-9)以外のデジタル信号はリクロッカーをバイパスし、出力します。
• ※2　3G/HD/SD-SDI信号入力時、かつ同じフォーマットの切り替え時のみ、ブランキングスイッチが可能。DVB-ASI信号は、ブランキングスイッチに対応しません。
• ※3　他のリファレンスマスターのモジュール、またはVbus筐体からリファレンス信号を受信することが可能です。他モジュールにリファレンスを供給する機能はありません。
• ※4　二台のMTX-70H-7272を使用し、現用、予備運用を行います。
• ※5　GPI-70BはMTX-70H-7272コントロールモジュールのRS-422 I/Fを占有します。クロスポイント制御は入出力数により制御可能なチャンネル数に制限があります。
• ※6　MTX-70P-X1は将来対応予定。
• ※7　詳細はMTX-70UP-321、MTX-70UP-161の取扱説明書を参照してください。
• ※8　詳細は、弊社営業部にお問い合わせください。
• ※9　Quad-Linkは18×18、Dual-Linkは36×36のマトリックススイッチャーとして使用できます。

 システム例

 ブロック図